赤ちゃんの発達と舌の動きの関係
2018年01月30日
今回は、赤ちゃんの舌の動きと姿勢や発達の関係のお話。
来院理由(主訴)は、
- 乳首トラブル(亀裂・白斑・痛み)
- 乳腺炎を繰り返す
- 授乳が上手くいかない
- 赤ちゃんが嫌がる
- 母乳分泌は十分なのに、ミルクが必要
- 3か月頃になって、今まで母乳は足りていたのに足りなくなった気がする(授乳間隔が短くなった・ミルクが必要になったなど)
それぞれ違った主訴の様ですが、根本的な原因は、ほぼ同じ。
お母さんの おっぱい自体に問題があるわけではなく、赤ちゃんの身体の都合。
上手く飲み取れない場合、
赤ちゃんの身体が使いにくい状態 ⇒ お母さんが授乳しにくい
理由は、向き癖・反り返り・後頚部の緊張
↓
肩甲帯の緊張(伸縮性が低い)
↓
そこから波及して、背中・側腹・骨盤・股関節と、筋肉や骨が身体が機能的に働く位置になっていない状態に(アライメントが適切でない)。
赤ちゃんの頭と体幹の軸がずれている状態。
これでは、無理やり乳首の方を向けられると、赤ちゃんの体幹は
お母さんの身体と、ちゃんと向き合えない。
でも、赤ちゃんの身体全体がお母さんの方をむいて、お互いが密着するように・・
と、指導されます。 それができれば苦労はないです。
赤ちゃんやお母さんのアライメントが崩れていると、それができない。