手技取得コース9期+プロコ―ス 5期  大牟田

2019年11月28日

アドバンスコース、手技取得コースの1・2日目
連続3日間にわたる講座

東京での赤ちゃん講座ベーシックコース終了された方が
はるばる大牟田まで、お越しくださいました。 

アドバンスコースでは、ご自身の身体の現状を知り
それに対するアプローチをエクササイズを通して学びます。
セルフケアの方法を指導できることが到達目標です。

赤ちゃんや自分以外のかたの身体を感じるためには、まず自身の身体を知る事が必要。

自分が体験できていない感覚は、想像しようがないからです。
例えば、腕を回すということひとつとっても、自身の可動域以上の動きは想像できない。
エクササイズと少しの介入のあと、広がった可動域を感じて驚かれます。
腕って、こんなに回るんですね!と。

それまで、いかに狭い範囲で動いていたのか・・
体を動かすのに無駄な力が必要なくなると、なんと身体が軽いことか実感できます。

肩にグッと力が入っている(緊張している)子供たち。
小児歯科で矯正治療を受けている子たちは、もれなく頸が緊張していて
この状態で勉強したりスポーツしたりと、生活するだけでも本当に疲れやすいだろうと
いう事は、容易に想像できます。

赤ちゃんも同様。この状態では呼吸は苦しいだろうなとか、
上手に哺乳するどころではないはずです。

赤ちゃんや子どもたちが、どう感じているのか。
どこが変われば楽になるのか。
それを少しでも理解するために、まず自分事として感じる。

上の写真
エクササイズ(セルフケア)後、ピッタリだった衣服がブカブカに。
受講生同士でエクササイズを指導しあい、お互いに少し介入。

そうすることで、本来のアライメントに整うと
筋肉の位置も本来あるべきところに収まる。

下の写真は、手技取得コースの1日目2日目
お互いにケアをし合い、ここまで変化します。

赤ちゃんも同様。この状態では呼吸は苦しいだろうなとか、
上手に哺乳するどころではないはずです。

赤ちゃんや子どもたちが、どう感じているのか。
どこが変われば楽になるのか。
それを少しでも理解するために、まず自分事として感じる。

冒頭の写真
エクササイズ(セルフケア)後、ピッタリだった衣服がブカブカに。
受講生同士でエクササイズを指導しあい、お互いに少し介入。
そうすることで、本来のアライメントに整うと
筋肉の位置も本来あるべきところに収まる。下の写真は、手技取得コースの1日目2日目
お互いにケアをし合い、ここまで変化します。

黄線は、頸から肩峰までのライン
赤線は、僧帽筋の前縁部のライン

上の写真(ケア前)は着衣の状態ではありますが
ケア後は、肩が下がっているのがわかります。
左肩の黄色い線が、ケア後は赤い線より後ろにあり、巻き肩も改善傾向です。

顎の位置も、ほぼ正中に近づき
ほくろの位置が上がっています。(顎が引けている)

肩のみならず僧帽筋下部線維の起始部である胸椎4~12あたり
上腕~肘~手首と、そのつながりを体感、そして理解しながら実技を学びます。

先ず感じる→感じた部分はどこだったのか?解剖のアプリやテキストで確認
この作業を繰り返します。
ここで大事にしているのは、まず体感すること。
そして、解剖学など理論で、その裏付けをしていく。
これが逆では、間違いやすい。

この写真(↑)も、前後での変化が素晴らしいですね。
写真の写し方もあり、評価も難しいところではありますが
確実にバストライン、特にアンダーバストが上がっています。
骨盤の傾きも変化して、ケア前にはできなかったエクササイズが自然と
できていました。

そして手技取得講座2日目では、
赤ちゃんへのアプローチの実際を見学して頂くことができました。


股関節が気になるという主訴でしたが、アライメントから考察すると
頚(特に胸鎖乳突筋 後頸部)の筋肉の緊張~舌骨上筋群・下筋群の緊張
から始まっています。

介入後は、反っていて、常時 肩の後ろにあった腕が前にきて、丸い赤ちゃんらしい姿勢になりました。もちろん股関節も左右差なく開排できます。

抱っこしやすくなった赤ちゃんを、お母さんに抱っこして頂くと
こんなに抱きやすいのは、はじめてとのこと。

その後、授乳して頂きました。上手にポジショニングできていない様子。
今度は、お母さんの身体へ少しだけ介入。(1分程度)

そうすると、赤ちゃんは自分から
それはもう見事に「パク」っと、乳首にかぶりつき!
それを見ていた受講者さんの感嘆の声。

受講後、早速現場でお役にたてたそうです。
母子の身体が、上手く使えると自然と授乳は上手くいくことが多い。
助産師さんはじめ母乳育児支援に携わっていらっしゃる方には
特にお役立て頂きたいことです。

早産で小さく生まれた赤ちゃん。
退院後も、まだ酸素吸入は継続中。胸のレントゲン撮影では
異常なしということ。
ケア前は、皮膚の色も このままでは お母さんも少しご心配なのだろうなという色
でしたが、ケア後はピンクになってきて、酸素が不要になる日も近そうです。

前泊から3泊4日の長丁場
ご飯も楽しみました。
有明沿岸道路を通って「ハレの日食堂」へ。
久しぶりに頂く れいかさんのごはん。
酵素玄米が、カラダに力をくれました。

本当に、遠方からわざわざお越しくださってありがとうございました。
また、次回。
手技取得3日目~で、お会い致しましょう。
早速、実践のご報告頂いています。
また、お話も伺うのが楽しみです。